うつ病 退職 休職

うつ病には多くの時間がかかる

失業率が軒並み悪化を続けている日本ですが、先進国での失業率の悪化はうつ病を増やすという傾向にあるみたいです。


少しずつうつ病に対しての理解は進んできていますが、それでも大っぴらにするにはまだまだ…という現状の中、ひたむきに働き続けていて有給休暇も取れない状態が続いてしまい、うつ病をより悪化させるということもあります。

 

有給休暇と言うのはその人の継続勤務期間によって、付与日数は変わりますが、基本的に10日〜20日の間で、付与されることが定められています。

 

ですが、この有給期間を超える程の長い期間の療養が必要な大きな怪我や、うつ病などの病気を患った場合はどうすればよいのでしょうか?

 

それは最長1年半支給が可能な傷病手当金を利用するべきでしょう。

 

近年、傷病手当金を利用する人達の中で増えているのが、うつ病によって退職を余儀なくされてしまった人達です。
傷病手当金といえば、以前は身体的な病気やゲガで支給を受けるイメージがありましたが、今や傷病手当金を受けるといえば、ダントツでうつ病だと聞きます。

 

と言っても一概に傷病手当金を利用しろ…と言う事はできません。

 

所属している会社にしっかりとした福利厚生があるのなら、必ずと言っていいほどその会社独自の方針の補償制度を設けています。
傷病手当金の申請をしてから支給されるまでには、ある程度のタイムラグを覚悟しておかないといけないため、入院費などすぐに資金が必要な場合は、これらの補償制度を利用しておくのも手でしょう。

 

ただし、このような福利厚生制度を利用できる方は、全体からいえば一部の方に限定されているのも事実でしょう。

 

やはり、闘病生活を支える経済支援としては傷病手当金がもっとも代表的なものとなるでしょう。

 

 

<うつ病体験談>

私はうつ病で仕事を辞めて、2年ほどになります。
だいぶよくなった今の時期に思うことをそのまま書きたいと思います。

 

うつのどん底にいる間は表情が乏しくなったり、たまに喋ることもしないでじっとしていることがあります。
でも、周囲に気遣いをしてくれとか、自殺しないように見張ってくれとか思っていませんでした。

 

ただ、集中力が極端になくなり、それがためにミスしたり、それが怖くて新しい仕事に手が出せなかったりします。
そんな時には仕事は休ませて欲しいと思います。

 

もの凄く自分では頑張って力を振り絞って、集中して一日過ごすと、その後丸2日は寝込んでしまったりします。

 

それなのに、つまらないミスをして

 

「えぇ?!あんなに頑張ってたのに、普通こんなミスする?」

 

などと同僚から言われるのを耳にすると、もう自分が社会に対して何の役目もないただの製糞マシンにしか思えず、ものすごく落ち込みます。

 

また、「働かざるもの食うべからず」などという前に、食欲もなくなります。

 

それから、最愛の家族であっても、愛想笑いもできなかったり、普通に喋ることができなかったりします。

 

薬を飲んでいても…いえ、薬を飲んでいるからこそか、集中することに欠けるのです。
ご飯も砂を噛むような感触がして、美味しいとか不味いということを判断する能力にさえ欠けていたりします。

 

そんな時に、

 

「これ頑張って作ったの。美味しい?どこが美味しい?甘すぎない?辛すぎない?」

 

などとしつこく聞かないでください。実は味がよく分かっていなかったりします。

 

看病する側にもストレスが溜まる気持ちもわかりますが、「自分は愛されなくなった」とか「人が変わってしまった」
とか考え過ぎないでください。

 

ただの病気です。数年すれば治る病気です。

 

少し、ラクになってきて、気分や調子がいい日と悪い日が交互にくる時がきます。

 

ご家族などは、自殺の不安などはその時にしてください。気分や食欲の有無や、朝きちんと起きられるかグズるかで大体わかります。

 

体調の悪くて起きられない日は、そっとしておいてください。

 

あまり早く普通になることを求めたり、発破をかけたりしないで、のんびり接してください。

 

明らかに調子が悪い時でなく、案外と、調子のいい時に自殺を考えたりするので、それも心得ておいてください。

 

それから、仕方がないことですが、職場に復帰できないことがあったとしても、それは広い心で受け止めてください。

 

うつ病から復帰して、元気になることのほうが、何よりも大事で優先すべきことです。

 

うつ病を発症した場合、長期的な金銭が必要になる

うつ病で退職を余儀なくされてしまった方は実に多いです。
そういった方々がこれから先に回復をしていく為には、どうしても収入が必要になってきます。

 

というのも、うつ病の特性は、通院をして定期的な検診と薬の投与を行う事により、精神の安定性を増していき、徐々に本人が本来持っている、明るさや知性を取り戻す事が回復の近道です。

 

回復する為には、自宅療養のみでは厳しいのが現実です。だからこそ先に述べた様に収入が必要になるのです。

 

 

男性のうつ病で一番多い30代の方の場合、実質平均値では約400〜500万円程度の年収があると言われています。
うつ病は完治までに時間がかかりますので、半年間仕事を休んだとしたら、半分の250万円までに年収は下がってしまいますし、1年間休めば収入はゼロになってしまいます。

 

こういった場合は傷病手当金を利用しましょう。

 

もちろんうつ病でも申請が可能ですし、長期化するうつ病にも対応できる様に、最長で1年と6カ月の支給が可能なので、じっくりと腰を据えてうつ病に対応できる様になっています。

 

とはいっても、1年6カ月で症状が完治するとは限りません。

 

傷病手当金受け終わった後は、失業保険(雇用保険)の傷病手当を受けたり(退職時に受給の延長をしておくことが大切です)、公的年金制度から障害厚生年金を受けたりといったことも早め早めに準備・検討してもよいでしょう。

 

またうつ病は精神面で変化が症状として現れるために、再発の危険性も指摘されています。

 

それ故に、きちんとした形で前回かかってしまったうつ病が完治したと判断(社会的治癒といいます)されるなら、同じ病名の病気を患ってしまったとしても、傷病手当金の受給対象に入ります。

 

国の為に働くサラリーマンの方が多い日本ですので、国の方からも苦しい時にはサポートを…ということですね。

女性とうつ病

男性に比べてうつ病は女性の方が比率にして、約二倍ほどうつ病になりやすいとされています。

 

理由はホルモン分泌が男性に比べて不安定であるためと、社会的に根付く性差などを受けやすいことや、女性特有の悩みの時期などにあるとされています。

 

日本では女性は立場をどんどんと確立してきて、社会で活躍している女性の姿を見る機会も多く、女性にとってオフィスで働く事も増えています。

 

しかしその反面では、OL女性のうつ病発症率の多さも、近年では増えてきています。
これはつまり、未だ日本も社会的性差があると言う現実を、暗に示している結果とも言えます。

 

しかし女性は偉大です。うつ病を発症しているにも拘らず、ブログやツイッターと言ったツールを駆使して、情報を取りに行くことを怠りません。

 

不謹慎な話ですが、自殺者の男女比率は、男性が7割に対して女性が3割だそうで、女性の強さを伺えます。
余談ですが、自殺未遂者は先ほどの比率は裏返るそうです。

 

またうつ病で自殺した女性は60歳〜が一番多く、更年期からくるうつ病の発症との関係が示唆されています。

 

 

では自殺した人の一番の理由は何かというと、平成19年の統計では、健康上の理由が一番多く、次いで経済的理由、そして家庭内での問題職場での問題と続きます。

 

 

ここまで暗い話題を書きましたが、現実的にこれだけの数の人が経済的に苦しんでいるのに、傷病手当金など、うつ病患者の強い味方になる制度が公的機関からアピールされていなくて、一般的にほとんど認知されてない現状だということは、何だかとてもやるせない気持ちになりますね。

 

≪私の姉がうつ病になりました≫

 

私には姉がいますが、私とは対照的に、学生時代からよく勉強してそこそこ名の通った大学に推薦で入学する様な真面目な人間です。

 

彼女は就職活動で少々もたついたものの、とある営業職にあっさり内定を貰い、卒業後正社員雇用で順調に働き始めました。

 

その姉がうつに倒れて自殺未遂で病院に担ぎ込まれたのは、社会人一年目も終わろうという頃だったと記憶しています。
職場での人間関係と、営業に付き物のノルマ達成がきついのが原因でした。

 

彼女は前述のとおり真面目で、さらに子供の頃から素直に一生懸命勉強していたので、
周りの大人の言う「しっかり勉強していい大学に入っていい会社に就職すればそれで人生OK」の様なコメントを疑う暇がなかったのだと思います。

 

就職して初めて実際には就職とはそこがゴールではなく、単に新しいスタートだと分かってから、そこからの身の振り方が分からなくなったのではないかと思います。

 

「幻聴が聞こえるの。夜、寝ようとしてると、『死んじゃえ。』って声が。」
と言う相当な状態だった彼女ですが、周りの尽力もあり良くなりました。

 

職場には病気についての事は一切伝えなかったのでうつ病で休職したりうつ病と傷病手当金が出たりと言うことはなく、自分でなんとかしたようです。

 

今でも時々不安定な気持ちになるようですが、幸い再発はしていません。
身内としてはこのまま安定して元気に暮らして欲しいと思う限りです。

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